女性の誰しもが悩むキャリア。結婚、妊娠、出産、育児など、ターニングポイントがたくさんある女性の人生。男性社会の中で、ガツガツと髪を振り乱してキャリアを築く必要なんて全くない!女性だからこそ、女性らしくキャリアを築いていけるということを、実体験からお伝えします。

昇進なんて、まっぴらごめん!

転職して一年、昇進の話がありました。最初は丁重に断わりました。なぜなら、私自身は上に立つような器ではないと思っていたし、休みが減るんじゃないか?と危惧もしたからです。そして一番の理由は・・「面倒くさそう」と思ったのが正直な理由です(笑)ですが、上司に頼まれ続け、しぶしぶ受け入れたのでした。

昇進してすぐは、周りの男性管理職と肩を並べ、営業職として「数字」を追いかけ続けました。(追いかけ続けなきゃいけないと思っていました。)「予算達成時期1位!」「売上1位!」「予算達成率1位」と、心も頭もガチガチに男性化して、休みなんてほとんど取らずに働きました。
「女性だから甘えてる」「女性だからダメ」って思われたくなくて、肩に力が入って、髪を振り乱して、がむしゃらに働きました。完全に「オス化」(笑)
その結果、確かに数字はついてきて、1位も取れました。そんな私の社内での呼び名は、「鬼神(きしん)」。鬼のように怖いけれど、数字に対しては神がかっているという意味が込められているそうです(笑)
男性社員からそんな呼び名をつけられた私に残ったのは、虚しさと漠然とした不安でした。

「私、一生このまま働き続けるんだろうか・・?」

ワーキングウーマン 悩む会社という組織に属し、キャリアアップの道を進むと、必ず悩む「女性という壁」。女性には、結婚、妊娠、出産、子育てなど、人生において多くのターニングポイントがあります。
私が働く会社は、役員は全員男性だし、もともと社員も男性の方が多く、少し体育会系気質なところもある。まして、直属の上司も直属の部下も男性と、周りには男性揃い。だから、知らず知らずのうちに男性みたいに働かなければいけないと考えてしまっていました。

男性みたいに強くいなければいけない?

「男性みたいに強く」いなければいけない!
「女性の弱み」を出してはいけない!

そうやって、全く違う方向に頑張ってしまっていたんです。そのことに気付き、私は自分のキャリアや働き方を見直すことにしました。その結果、仕事は好き、会社も好き。だけど、一生こんなハードワークはできない、本当はこんなに髪を振り乱して働きたくはない、どんなときだって女性らしく働きたい、家族との時間も大切にしたい、そんな想いが溢れてきました。

そして、私は2つの選択肢を考えました。

①私の希望が叶う職場に転職する
②今の会社で私が望む環境をつくる

私が選択したのは、②今の会社で私が望む環境をつくるでした。
幸いにも、私は尊敬する社長の下で、好きな会社で働くことが出来ています。私が嫌だと感じたのは働き方だったので、今の会社で働き方を改革することにしました。

男性の強みは、行動力、決断力、統率力。
女性の強みは、共感力、受容力、包容力。

まず、自分自身の強みを分析しました。私の場合は、もともとサポート気質で、絶対的な安心感や共感力、そして論理的な思考が得意でした。そして、自分自身の弱みについても分析し、向き合いました。私の弱みは統率力や巻き込み力が不足していること。
自分自身の強みと弱みを理解した上で、強みを活かした仕事をすることはもちろんですが、弱みさえも活かしてしまおうと考えたのです。

弱みさえ、強みに変えてしまえ!

shino profile私は部下を統率するのも、「リーダー力」「巻き込み力」が必要だと思っていました。だから、部下やチームを引っ張るときに、自分にはあまり持っていない「統率力」や「巻き込み力」を無理に演じて、マネジメントしていたのです。だけど、演じているからやっぱり上手くいかず、自分自身も辛かった。そこで、自分の強みや弱みを分析し見つめ直し、無理に「リーダー力」がある上司を演じるのは止めました。
「引っ張るリーダー」を改め、「手伝いたくなるリーダー」を目指すことにしたのです(笑)

私の強みである安心力を使って、「大丈夫だから!」と部下の背中をおし、私の強みである共感力を使って、部下の心を掴むことができる、そして私の強みである論理的思考を使って、ロジカルな指導をすることができる。全部自分でやるのはもう辞めにして、どんどん頼ることにしました。
自分がいっぱいいっぱいになったら、「助けて~!」と頼ったりもします。これが頼りないと言われたらそうかもしれませんが、私にとってはとても素で楽なんですよね。私が自然体でいるからか、意外にチームの絆やチームワークが以前よりも強くなり、上手く行くようになりました。

弱みは強みに、強みはさらに強みに。

自分自身が強みと弱みを分析し向き合ったからこそ、部下の強みや弱みにもしっかり向き合うことができるようになりました。弱みを強みにするということは、弱みを克服するという意味ではありません。

弱みを受け入れた上で弱みを踏まえた戦略を考える、そうすると弱みが強みに変わります。女性だからこそできる、女性らしく、しなやかなキャリアアップを目指しましょう^^